賃貸住宅の初期費用には何がある?
公開日:2018年11月08日
新生活のスタート!
お部屋探しでの重要なポイントは、人それぞれ。
間取りや設備、エリアや沿線などの住環境も気になりますよね!
ただ、お部屋自体はもちろん重要ですが、初期費用などの契約条件も大事なところ!
気に入った物件が契約時にどれくらいの費用が掛かるのかは最初にチェックする重要なポイントです!
こちらのコラムでは、一般的に契約時に必要な費用(初期費用)をご紹介するとともに、大まかな費用感をお伝えします。
賃貸の初期費用の基本知識から最新の相場情報、交渉テクニックやお得に支払う方法など一挙にご紹介!
初期費用には何がある?誰に払うもの?
お部屋を借りて生活をはじめるときには、月々支払う「家賃」だけでなく、敷金や礼金、仲介手数料など、入居前にまとまった金額が必要になります。
これをまとめて、「初期費用」といいます。内容を一つずつ解説していきます。
前家賃・日割り家賃
まずは「前家賃」です。
前家賃の金額も物件によって異なりますが、当月分の家賃(日割りで計算されます)と、翌月1カ月の家賃をまとめて支払うところが多いです。
たとえば、10月10日に入居したとすると、10月10日~31日までの22日分の日割り賃料と11月分の前家賃を契約時に支払うことになります。
敷金
敷金は、退去するときの原状回復費に充てられるもので、家賃の1~3カ月分が一般的な相場です。
ただ、敷金は基本的に全額返還される事は少なく、多くの場合が退去時のルームクリーニング・エアコンクリーニング等の清掃費用と経年劣化、通常損耗以外の室内の汚損、破損についての修繕費用等が引かれた金額が返還されます。
礼金
礼金は、その名の通り大家さんに対する「お礼」で、1~2カ月が一般的です。
敷金との違いとして、礼金は返還されません。
最近では礼金無しの物件も増えています!
仲介手数料
物件を「仲介」した不動産会社には「仲介手数料」を支払います。
仲介手数料の上限金額は、宅地建物取引業法で家賃の1カ月分+消費税と定められています。
弊社では、仲介手数料最大無料から賃料の0.5ヶ月分、賃料の1ヶ月分と、仲介する物件の条件によってお客様から頂く金額が異なります。
詳しくは物件毎にお問い合わせください!
保証料
保証会社によって異なりますが、賃料合計の50%が目安です。
最近では契約条件に保証会社加入必須という物件が大変多くなってきました。
保証会社にご加入頂くと連帯保証人様が不要となり、緊急連絡先様のみの設定で契約可能となります。
※別途保証会社審査、管理会社審査が御座います
鍵交換費用
鍵を交換する場合は、その費用も必要です。
一般的に、鍵交換費用は契約時に借主の負担とする契約条件が多く、大抵の場合は初期費用に含まれます。
火災保険料
ご入居される人数やお部屋の広さ等によってプランが異なりますが、2年間の契約で1.5万円~2.5万円の保険料が一般的な相場です。
一般的な賃貸物件の大多数が家財保険への加入が契約条件となっており、損害保険会社に火災保険料を支払います。
自身の家財に対して、火災や水漏れのトラブルに備えておくのが火災保険のイメージですが、保険の中には隣接する住戸等の他者や、大家さんに対しての賠償責任をカバーしているものが大多数なので、必ずご加入いただく必要があります。
その他の費用
管理会社の中には上記の他、以下のような費用が掛かる場合が御座います。
・24時間トラブルサポート費用
・害虫防除費用
・消臭費用
・書類作成費用
引っ越し費用
初期費用というカテゴリーには入りませんが、引っ越し業者さんの料金は移動距離、荷物の量、引越し時期によってかなり変動があります!
シングルで3万~10万円、カップル・ファミリーで8万~30万円と幅があるので、まずは見積もりをとりましょう!
人形町コネクト不動産では提携の引越し業者さんによる割引サービスも行っておりますので、お気軽にお問い合わせください!
併せて家具、家電を新調する場合などはその分の費用も必要!
古い家具、家電を処分する際も費用が掛かりますが、最近では不要な物を売ったり譲ったりするインターネットサービスも増えているので、うまく利用したいですね!
初期費用を抑える為のテクニックや交渉はできないの?
とはいえ、今すぐ引越したいけど、貯金もあまりない、そんな人もいることでしょう。初期費用を安くする良い方法はないのでしょうか。
礼金ゼロ物件の意外な弱点!
礼金が無料のお部屋は魅力的ですよね!
お部屋を探す条件として礼金無料を挙げるお客様もよくいらっしゃいます。
ただ、ちょっと待ってください!
そのお部屋、礼金を無料にせざるを得ない理由が何かある可能性があります!
例えば募集図面だけでは分からない、日当たりや近隣環境など、、
もちろんオーナーの純粋な好意や他物件との差別化の為、礼金を下げている場合もありますので、詳しくはスタッフまでお気軽にお尋ね下さい!
フリーレントは初期費用が安くならない!?
フリーレントとは契約期間内の一定期間賃料が掛からないサービスです。
一般的には前述の「前家賃」が無料となるケースが多いです。
ただ、注意したいのがフリーレントの適用条件です。
「契約の翌月分はフリーレントで住めるが、初期費用として翌々月分の前家賃を支払う」
「日割り家賃分だけフリーレント」
などのケースもあります。
そうなると、借りている間のトータルコストはお得になっても初期費用は結局を抑える事ができなかった、なんていう事になりかねません。
更にフリーレント付き物件の場合、「契約後1年未満で解約は短期解約違約金が掛かる」という形や、賃料自体が相場より少し高めに設定されているというケースも多いので注意が必要です!
初期費用を分割払いにできる?
よくあるご質問で「分割払いは可能ですか?」というご質問を多く頂きます。
契約金自体を一部もしくは全額をクレジットカード払いにする事で分割払いとする事が出来ます!
クレジットカード払いでのお支払いが出来るかどうかは、仲介会社がクレジットカード払いに対応しているかどうかで変わります。
貯金があっても全て初期費用に使ってしまい、手持ちの現金が無くなってしまうという不安をお持ちのお客様も多いかと思います。
人形町コネクト不動産はクレジットカード払いに対応しておりますのでお気軽にご相談下さい!
※一部お取り扱いできないブランドが御座います。
家具・家電付き物件なら初期費用を抑えられる??
最近、家具・家電付きの物件も大変多くなってきました!
初期費用を抑える点ではメリットがありそうに見えますが。。
実はおよそ月1万円から3万円程度、賃料が割高になっているケースがほとんどです。
単身赴任や時期が決まっている出張など、数週間~半年くらいの短期滞在であれば、お得かもしれないですが、長くお住まいになる予定の方にはあまりオススメしません!
ただ弊社では「家具・家電のレンタルサービス会社」と提携が御座いますので、ご希望があれば1点からでもレンタルが可能です。
割高賃料のお部屋から選ぶのではなく、お部屋を決めてから家具・家電レンタルのご検討がオススメです!
初期費用の相場はおよそ家賃の4.5~5カ月分!
ここまで解説したように、初期費用の総額は、賃料の4.5倍~5倍程度が相場と言えますね!
以前は敷金2カ月、礼金1~2カ月ということが当たり前でしたが、現在では敷金1カ月、礼金1カ月が主流になってきています。
ただ、未だに新築物件やなかなか空きの出ない人気物件は礼金が2カ月だったり、中には礼金敷金どちらも2カ月になっていたりと、物件により条件は異なります!
初期費用の予算はあまりとれないので〇〇万円以内に抑えたい、など始めにスタッフにご相談頂けましたらご希望に合わせてお部屋をご紹介させて頂きます!
初期費用の目安(1人暮らしの場合)
中央区での一人暮らしの家賃・共益費の平均(弊社調べ)から初期費用の目安を試算すると以下の様になります。
前家賃 95,000円
敷金 95,000円
礼金 95,000円
仲介手数料 102,600円
初回保証料 47,500円
火災保険料 20,000円
鍵交換費用 21,600円
合計 476,700円
もし礼金が無料なら!
合計 381,700円
もし礼金と仲介手数料が無料なら!
合計 279,100円
初期費用の目安(2人暮らしの場合)
中央区での二人暮らしの家賃・共益費の平均(弊社調べ)から初期費用の目安を試算すると以下の様になります。
前家賃 160,000円
敷金 160,000円
礼金 160,000円
仲介手数料 172,800円
初回保証料 80,000円
火災保険料 25,000円
鍵交換費用 21,600円
合計 779,400円
もし礼金が無料なら!
合計 619,400円
もし礼金と仲介手数料が無料なら!
合計 446,600円
まとめ
初期費用にこだわり続け、条件の良いお部屋を見逃してもいけませんし、逆に初期費用を気にせずにお部屋を選ぶ事も出来ません!
お部屋探しはバランスが大事です!
まずは気になる物件が御座いましたら、お気軽に初期費用のお見積りをお申し付け下さい!